Stable Diffusionでポーズを指定したイラスト生成には、『ControlNet』を使用するのが便利です。『ControlNet』の機能の一つであるOpenposeを使えば、写真やイラストからポーズを抽出し、生成するイラストに反映することができます。ただ、自分の欲しいポーズの画像を探すのが困難な場合もあるかと思います。
この記事で紹介する『Openpose Editor』は画像を使わずポーズを指定できる拡張機能です。
手軽に使えるのでぜひ導入してみましょう。
もしStable Diffusion WebUIの設定がまだならば下記の記事からご覧ください。

OpenPose Editorとは
『Openpose Editor』はStable Diffusion WebUI用の拡張機能です。
画像からポーズを抽出し、生成するイラストに反映できる「Openpose」をサポートする機能として配布されています。『Openpose Editor』では、棒人間の形を編集することでポーズを決めることができます。

作りたいポーズの画像を用意する手間が省けるので便利です。複雑な恰好は難しいかもしれませんが、シンプルであれば簡単に素早く活用できます。
作成したポーズは、拡張機能のControlNetに取り込むことでイラストに反映できます。まだ導入していないならば下記の記事を要チェックです。

Openpose Editorのインストール方法
『Openpose Editor』をStable Diffusion WebUIにインストールしていきます。
- Extensionタブを開く
- Install from URLタブを開く
- URL for extension’s git repositoryにURL(https://github.com/fkunn1326/openpose-editor.git)を入力する
- Installボタンを押す
- 再起動する
以上でインストールが完了します。
詳しい機能などは下記の配布ページで紹介されています。
Openpose Editorの使い方

インストール後に再起動をすれば、「OpenPose Editor」のタブが上部に追加されています。
使い方も、棒人間の関節を操作するだけとシンプルです。
ポーズが完成したら、「Send to txt2img」か「Send to img2img」を選択すると、ControlNetに送信できます。

txt2imgなどのControlNetを開きプレビューに棒人間が表示されていれば、正しく送信できています。
各項目を設定していきましょう。
- Enable: チェックを入れ有効化する
- Preprocessor: none
- Model: control_openpose-fp16
OpenPose Editorを使う場合は、ポーズを抽出する必要がないので、Preprocessorはnoneにすることに注意してください。
あとは通常通り、プロンプトを指定してGenerateボタンを押せばイラスト生成ができます。

しっかりポーズが反映されました。
クオリティの高いイラストを生成するには
ポーズを指定しても細部が崩れていては意味がありません。ここではクオリティの高いイラストを生成するTipsをいくつか紹介します。
使うモデルをこだわる
Stable diffusionでは使用するモデルによって画風が変わってきます。

上記の画像では、同じプロンプトを二つのモデルで作成しました。
モデルによって塗り方の傾向や、背景の作りこみなど全く異なることがわかるかと思います。
下記の記事では、モデルの探し方やおすすめのモデルをいくつか紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

ネガティブプロンプトを入力する
高いクオリティのイラストを生成するには、プロンプトにこだわることが重要です。
どんなプロンプトが良いかは、試行錯誤する必要がありますが、ネガティブプロンプトに関しては簡単に設定できる拡張機能があります。
『EasyNegative』をインストールしていれば、簡単に基本的なネガティブプロンプトを設定してくれます。

初心者から、AIイラストに慣れている方まで便利なツールです。
下記の記事で詳しく解説しています。

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