いまからVTuberを目指す方へ『VTuberの教科書』

OBSでスクリーンショットを撮る方法!配信者の時短サムネ術も紹介【画像保存】

OBS Studioでは、作成した配信画面のスクリーンショット(スクショ)を撮ることができます。配信画面全体だけでなく、ゲーム画面のみなどソース単体でも可能です。簡単に画像として保存できるので、覚えておいて損はありません。

この記事では、スクショを撮る方法をはじめ便利な設定を紹介します。

また、とくにVTuberさんを対象とした、スクショ機能を使った時短サムネ術もまとめるのでぜひ参考にしてくださいね。

OBSでシーンを作成する

まずは、OBS上でシーン(配信画面)を作っていきます。

OBSのスクショ機能は、PCの画面を直接撮影するものではなく、あくまでOBS内のプレビュー画面を撮影する機能になります。

シーンを作成する方法は、通常通りで特別な操作は必要ありません。

ソースから「ウィンドウキャプチャ」や「画像」「テキスト」など、必要なものを追加していきましょう。

もし、OBSの基本的な使い方に不安があるのならば、下記の記事にまとめているのでご覧ください。

【超基本】OBS Studioの使い方とゲーム配信の必須設定

今回は制作例として、下記のようなシーンを作成しました。

シーンの作成例
シーンの作成例

画像に文字を重ねただけのシンプルな構造です。今回はこちらの画面を使って説明していきます。

右クリックでスクリーンショットをとる

スクリーンショットをとる方法は簡単です。

ただ、画面全体をとる「シーンの撮影一つの要素のみを撮る「ソースを撮影では、少々操作が異なるので順番に説明していきます。

シーンをスクショする

画面全体を撮影したいときは、シーンをスクショします。

シーンを右クリする
シーンを右クリする

スクショの手順は下記のとおりです。

  1. 撮影したい「シーン」を右クリック
  2. 「スクリーンショット(シーン)」を選択

これでスクショが完了です。既定のフォルダに画像が保存されています。

ちゃんと撮影できました
ちゃんと撮影できました

ソースをスクショする

ひとつの要素のみを撮りたい場合は、ソースをスクショします。

この機能の使い道は、例えばゲーム配信をしていて、オーバーレイやVTuberアバターなどはいらないけど、ツイート用にゲーム画面のみをスクショしたいときなどがあげられます。

ソースを右クリする
ソースを右クリする

操作方法はシーンの時とほとんど同じです。

  1. 撮影したい「シーン」を右クリック
  2. 「スクリーンショット(ソース)」を選択

同じくスクショが保存されます。

文字を除いた画像のみ撮りました
文字を除いた画像のみ撮りました

スクリーンショット(画像)の保存先を設定する

画像の保存先についてもOBS内から開くことができます。

録画を表示をクリック
録画を表示をクリック

保存先のフォルダを開く手順は下記のとおりです。

  1. 左上にある「ファイル」を選択
  2. 「録画を表示」をクリック

「録画」と書いてはいますが、スクショ画像についても同じ場所に保存されています。

また、保存先を変更することも可能です。

下記の記事で変更方法をまとめているので、必要であればご覧ください。

【OBS】録画やスクショの保存先を確認・変更するには

ホットキーを設定する

スクショを撮る際は、先述した通り右クリックから行えますが、頻繁に撮りたい方はホットキー(ショートカット)を設定しておくと便利です。

ホットキーを追加すると便利
ホットキーを追加すると便利

ホットキーを設定する手順は下記のとおりです。

  1. 「設定」→「ホットキー」を開く
  2. スクリーンショットの欄を選択し、任意のキーを押す
  3. OKを押す

「出力をスクリーンショット」はシーン(画面全体)で、「選択したソースをスクリーンショット」はソース単体(一つの要素のみ)の項目です。

設定できる任意のキーは、一つのキーでもできますが、「Shift + P」のような組み合わせでも可能です。

おすすめは「Shuft + P」「Shift + O」のような普段押さない組み合わせのキーでしょうか。

Shiftはキーボードの右側に配置されているのキーとはなかなか併用しないので、誤作動が起きにくくほかのソフトにも干渉しづらいはずです。

ホットキーがうまく動作しないときは

もしホットキーがうまく動かないときは下記の設定を確認してください。

ホットキーを無効にしないを選択
  1. 「設定」→「詳細設定」を開く
  2. 一番下の「ホットキー」の項目が「ホットキーを無効にしない」であることを確認する
  3. OKを押す

もしくは、ホットキーに設定したキーが、ほかのソフトと干渉している可能性もあります。別のキーで設定しなおしてみると解決するかもしれません。

【VTuber向け】OBSで作る時短サムネ術

OBSのスクショ機能を使えば、サクッとサムネイルを作成することもできます。

サムネ作成の基本として、下記のものを表示させてスクショすればサムネは完成です。

  • 画像
  • テキスト

ただ、せっかく作るならばリッチなサムネイルにしたいですよね。

ここでは、VTuber向けにOBSだけで簡単にできるサムネイル作成術を紹介します。すべての手順をマネする必要はありませんが、便利だと思った機能はぜひ活用してみてくださいね。

(もちろんVTuber以外の方にも使えるテクニックもたくさんです!)

【完成形】フレーム付きの雑談サムネイル

フレーム付きの雑談サムネイル
フレーム付きの雑談サムネイル

上記のようなサムネイルを作ってみます。

背景画像 + VTuberアバター + テキスト + フレームのシンプル構造です。

背景画像を加工する

まずは背景画像を準備します。

ただフリー画像を背景にそのまま使うのもよいですが、後ほど文字を重ねるとなると見づらくなることも多々あります。

ここで紹介するのは、手っ取り早く使いやすい背景画像を作るテクニックです。

結論から言うと、画像に「ぼかし」をかけてみましょう

使用するのはOBSの外部プラグイン『StreamFX」。エフェクトの「ぼかし」を使用します。

StreamFXのインストール方法や詳しい使い方は別の記事にまとめているので、ぜひそちらもご覧ください。

【OBS】StreamFXでできること、ダウンロード方法を徹底解説 【OBS】配信画面にモザイクを入れる方法【StreamFX】
モザイクをかける
モザイクをかける

背景をぼかすと、文字やVTuberアバターがくっきり見えるので、見やすい色合いを調整する手間が軽減されます

これが最初の時短術です。

VTuberアバターにLUTをかけておしゃれにする

サムネイルにVTuberアバターを表示させ続けると、いつか代わり映えのしないものになってしまいます。

ここで紹介するテクニックは、リッチに変化のあるサムネイルにするものです。

OBSのデフォルト機能にある「LUT適用」を使ってみましょう。LUTとはフィルタのようなもので、各ソースの色合いを変更してくれる機能です。

LUTの効果
LUTの効果

LUTを使うことで、背景にマッチしたアバターにすることができます

ただ背景画像にVTuberアバターを貼り付けただけでは、浮いた感じになることも珍しくありません。

操作も簡単なので、覚えておいて損はないテクニックです。

詳しくは下記の記事にまとめているのでご覧ください。

【OBS】LUTを使ってシネマ風なフィルタをかける【VTuber】

テキストを入力する

ソースの「テキスト」を追加して、サムネイルに文字入れをしていきます。

今後、時間をかけずにサムネ作成を行うためにいくつかのフォントをあらかじめ準備しておくことをおすすめします。

「どんなフォントがいいかわからない!」という方は『ためしがき』というサイトで探してみましょう。

ためしがき
引用:ためしがき

ためしがき』はフリーフォントを比較できるサイトです。試しに文字を入力してみて、見た目からフリーフォントを見つけることができます。

気に入ったものをあらかじめ見繕っておくと後々便利です。

また、サムネイル作成に使えるテキストのテクニックとして、「文字を回転させる」方法も紹介します。

テキストを回転
テキストを回転

ソースにテキストを入力して、「編集」→「変換」→「変換の編集」からテキストの角度も変更することが可能です。

ちょっと角度を変えるだけで、クオリティがぐんと上がるのでぜひ試してみてくださいね。

フレームを付けてみる

上記のテクニックで物足りないと感じたならば、フレームを付けるとそれっぽいサムネイルになります。

単色でも良いですが少しグラデーションを付けるとリッチに仕上がります。

繰り返し使えるものなので、画像編集ソフトで作っておいて、都度使用するのがおすすめ。

フレームは当サイトでも販売中
フレームは当サイトでも販売中

もし自身で作るのが大変ならば、当サイトでも販売しているので、購入しておくと便利です。

便利なフレームをチェックしてみる

最後にスクショを撮って完成!

ここで紹介したテクニックを組み合わせて、最後にスクショを撮れば完成です。

すべてのテクニックを毎回使う必要はありませんが、気に入ったものを組み合わせると、あまり時間を使わずにサムネイルを作成することができます。

それなりのクオリティのものは作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

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