OBSでは複数の画像をスライドショーのように表示することができます。アニメーションを使って自動・手動で動かせるので見栄えする配信画面になりますよ。
この記事で設定方法を丁寧に解説していきます。
複数の画像をスライドショーで表示する
OBS Studioの「画像スライドショー」を使えば、複数の画像にアニメーションを付けたスライドショーを表示できます。
アニメーションの種類や切り替えの速度などカスタマイズができます。もちろんほかのソースの上に重ねたり、サイズ変更も可能です。
画像スライドショーのソースを使おう
実際の設定方法を紹介していきます。
ソースに「画像スライドショー」を追加します。
ただの「画像」ソースとは別の項目なので注意してください。
画像を追加する
「画像スライドショー」のプロパティで設定していきます。
少々わかりづらいですが、プロパティで下にスクロールすると「画像ファイル」の項目があります。右側にある+ボタンから画像を追加できます。
画像の追加は下記の二つの項目から行えます。
- ファイルを追加
- ディレクトリを追加
「ファイルを追加」とは、画像をひとつ一つ追加していく設定です。
一方、「ディレクトリの追加」とは、フォルダのことです。複数の画像をまとめたフォルダがパソコン内にあるならば、一括で選択することができます。
それぞれの違いは、手間くらいです。
2~3枚の画像程度ならばファイルを追加でいいでしょうが、たくさんの画像があるならばディレクトリの追加をするといいでしょう。
表示の動作
主要な設定も紹介していきます。
一番上にスクロールし、「表示の動作」を決めていきます。設定できる項目には下記の3種類があります。
- 表示されていないときにも常に再生する
- 表示されていないときは停止し、表示時に再開する
- 表示されていないときに一時停止、表示時に一時停止を解除する
ここでいう「表示されていないとき」とは、ほかのシーンを表示していたり、ソースの目のマークから表示を切っていたりしている状態をいいます。
「表示されていないときにも常に再生する」は文面どおり、常に再生されます。
「表示されていないときは停止し、表示時に再開する」は、表示されていないときにスライドショーは動きません。再表示をすると、1枚目の画像からスライドショーが再開します。
「表示されていないときに一時停止、表示時に一時停止を解除する」も表示されていないときにスライドショーは動きません。再表示すると、停止した画像からスライドショーが再開します。
お好みで設定してください。
スライドモード
スライドは「自動」と「手動」で動かすことができます。
自動でスライドを動かす
「自動」では一定時間が経つと自動で次の画像に代わってくれる設定です。
手動でスライドを動かす
「手動」はホットキー(ショートカットキー)を押すと次の画像に入れ替わります。パワーポイントのように動かしたいならばこちらの設定です。
また、ホットキーは初期設定で登録されておらず、新たに設定する必要があります。
OBSの設定からホットキーを開きます。
「画像スライドショー」のソースを追加していると、同じく「画像スライドショー」の項目が追加されているので、「次のスライド」にキーを設定します。
設定方法は、中央の空白をまずはクリック→設定したいキーボードのキーを一度押せば完了です。
ちなみに上記の画像の例では、テンキーの7を設定しています。
普段あまり使わないキーを設定しておくと便利です。
スライドの時間について
- スライド時間間隔
- 画像切り替え速度
スライドの時間に関する項目は2種類あります。
「スライド時間間隔」は次のスライドに行くまでの時間です。例えば4000msとあれば、4秒経つと次のスライドに切り替わります。1000ms=1秒です。
「画像切り替え速度」とは画像が切り替わるときのアニメーションの長さです。700msとあれば、0.7秒かけてスライドが切り替わります。
スライドショーの枚数制限は?
スライドショーの画像には、設定できる制限があります。
ただ明確な枚数があるわけではなく、250MBのサイズ制限です。たとえば1920×1080の画像では、1920×1080×4バイトで、8.29MB使用します。使用するバイト数は画像の幅に高さを掛け、さらに4をかけることで求められます。
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