OBSでシーン(配信画面)を切り替えるのと連動して音声のミュート設定を変更するテクニックを紹介します。
この設定を行えば「準備中なのにマイク音が入ってた!」もしくは「マイクをミュートにしたまま配信してた!」というミスを防ぐことができるので、覚えておいて損はありません。
シーンごとにミュート設定を変更する
よくVTuberさんが「配信準備中の画面」を用意しているのを目にします。配信開始から数分間準備をしてから、本編の画面を表示する形式です。
あの形式を参考とし、下記のような設定を行っていきます。
- 「配信準備用の画面」ではすべての音声をミュートにする
- 「雑談用の画面」では音声を入れる
いちいちマイクのオン・オフを切り替えることなく、OBS上でシーンを変更すると自動でミュート設定を変更します。
設定方法
では具体的な設定方法です。OBS Studioの標準機能のみを使って設定していきます。
①シーンをふたつ作成する
すべてミュートにする画面と音を入れる画面が欲しいので、ふたつのシーンを作成します。
「準備中」と「雑談用」という名前で作成しました。
②グローバル音声デバイスを無効化する
OBSのでデフォルト設定では、「デスクトップ音声」と「マイク音声」がすべてのシーンで共通になっています。
これは「音声ミキサー」の項目として表示されているとおりです。
この音声の共通設定をオフにしていきましょう。
OBSの「設定」から「音声」を開きます。
「グローバル音声デバイス」の「デスクトップ音声」「マイク音声」を無効に設定します。適用→OKを押せばすべての音声が無効になります。
音声ミキサーに何も表示されていなければ、問題なく設定できている状態です。
③個別のシーンに音声ソースを追加する
各シーンに必要な音声を個別に入れていきます。
今回設定するのは「配信準備用の画面」と「雑談用の画面」で、雑談用のみに音を入れていきたいです。
ここでは下記を追加していきます。
- マイク音声
- デスクトップ音声
雑談用のソースに、「音声入力キャプチャ」を追加します。
まずはマイク音声を追加するので、名前も「マイク音」にしておくとわかりやすいです。
デバイスには使用しているマイクを設定してください。OKボタンを押すと追加完了です。
続いて、デスクトップ音声を追加していきます。ゲーム音を追加したい場合もデスクトップ音と同じ場合が多いです。
「音声出力キャプチャ」をソースに追加します。
追加する音声の種類によって必要なソースが違うので注意していください。
- マイク音声→「音声入力キャプチャ」
- デスクトップ音声→「音声出力キャプチャ」
デバイスもデスクトップ用のものを設定します。
もし音ズレが起こる場合は、「デバイスのタイムスタンプを使用する」からチェックを外すと解決する場合があります!
これで、雑談用の配信画面のみに音を入れることができました。
あとはお好みで、配信準備用の画面にはBGMを入れる等のカスタマイズも可能です。
トランジションでおしゃれにシーンを変える
各シーンの音声について、この記事で解説してきました。
実際にシーン(配信画面)を変える際に、アニメーションを追加することもできます。
ただ単調に変えるだけでなく、トランジション機能を使うと凝った演出になります。
トランジション機能については、別途記事を作成しているので是非ご覧ください。
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