VTuberのアバターが欲しいとき、まず思い浮かぶのがプロにオーダーメイドで依頼する方法かと思います。しかし、あなた専用のアバターを手に入れるには、既製品(すでに完成したもの)を購入する方法もあるんです。
VTuberは今では人気の配信スタイルで、活動者の総数は数万人を超え毎月300人以上がデビューしているといいます。
ライバルの多い中、うまくいくかもわからないVTuber活動に多くの費用をかけるのは不安ですよね。だからこそ、最低限の費用で配信活動をスタートできる『アバター購入』はおすすめの方法です。
この記事では、アバター購入をすすめる理由と、実際にどんなアバターを買えるのかもあわせて紹介します。
いまからVTuberになるならアバターを購入すべき理由
VTuberアバターを準備するには、プロに依頼する方法のほかに既製品を購入する方法があります。
いまからVTuberになりたいならばおすすめの方法です。その理由をこれからまとめていきます。
そもそも個人VTuberは伸びにくい
先述した通り、いまではVTuberは人気の配信スタイルで、毎月300人以上がデビューしています。
ライバルの多い中、全員の人気が伸びるわけではなく、特に個人VTuberは伸びづらい傾向にあります。

上の画像は2022年9月某日のVTuberの「ファン数急上昇ランキング」の一部です。
日本人のVTuberのうち、上位50人には個人VTuberは一人しかいません。他はすべて企業所属です。
もちろん急上昇ランキングなので時期によって結果は異なりますが、多くの資金とマーケティング能力がないと伸びにくいという実情があります。
個人で活動するには費用を適切に使う必要がある
個人VTuberが人気を獲得していくには、下記の方法が一般的です。
- 長期的にファンを作っていく
- 個人での活動を経て、企業のオーディションにチャレンジする
個人VTuberとしてうまくいくかもしれませんし、のちに企業所属として再デビューをするかもしれません。どちらの方向にせよ、長期的な計画が必要です。
ただ、うまくいくかも分からないことに、たくさんの費用をかけるのは不安ですよね……。
だからこそ、必要最低限の費用で活動をスタートできる『VTuberアバターを購入する方法』を検討してみてください。
既製品だと低価格・高クオリティで手に入る
すでに完成した、既製品を購入するメリットに下記のようなことがあります。
- クリエイターさんとの打ち合わせがないのでスピーディにアバターを買える
- オーダーメイドより低価格になることが多い
- 完成品を見れるのでクオリティを事前確認できる
なかでも最も気になるのは、実際のアバターのクオリティに関してではないでしょうか?
ライバルが多い以上、そもそもアバターのクオリティが低ければ、差別化も難しいですよね。
下記の画像は、Live2Dのアバターマーケット『nizima』の商品リストです。

見てわかる通り、オーダーメイドでなくとも高クオリティのアバターを探すことができます。
ここからは、どんな商品があるのかをより具体的に紹介していきます。
VTuberアバターを購入するなら『nizima』がおすすめ
『nizima』はVTuberアバター(Live2Dモデル)の販売に特化したサービスです。
Live2Dの公式が運営しているサービスなこともあり、豊富な商品数と実際にアバターを動かせるプレビュー機能も用意されています。
購入できるアバターは大きく2種類に分かれます。
- 何人でも購入できる「通常商品」
- 一点ものの「限定商品」
何人でも購入できる「通常商品」
通常商品は、何人でも同じアバターを購入できるものです。つまり、同じ見た目のVTuberが何人も存在することになります。その反面、価格は安い傾向で、だいたい数千円~数万円です。
VTuberは2万人以上存在する中で、同じ見た目でもそれほど目立たないとは思いますが、気になるならば注意が必要です。
ただ、下記のようなカスタマイズ可能なアバターを制作している方もいらっしゃいます。

髪や瞳の色をカスタマイズでき、見た目そっくりなオリジナルのアバターで活動できるものです。
汎用性のあるアバターもnizimaでは珍しくなく、たくさんの方が出品されてますよ。
イラストとVTuberモデルを、買うなら!
【Live2D公式マーケット nizima】
一点ものの「限定商品」
限定商品は、たった一人のみ購入できるアバターのことです。あなただけのアバターで活動したいならば、限定商品から探しましょう。価格は通常商品よりも高い傾向で、数千円のものから20万円前後のものまで幅広くあります。

1品のみということもあり一つひとつのクオリティが特に高く、表情のバリエーションが多かったり、可動域が広かったりする傾向もあります。
とはいえ、お手軽な価格のものにも高機能なアバターはたくさんあるので、ぜひ見比べてみてください。
VTuberアバターを購入する際に注意する点
VTuberアバターは簡単に購入することができますが、注意すべき点も存在します。費用がかかるものですので、なるべく失敗はしたくありません。
これから紹介するポイントに注意して購入を検討しましょう。
まずはフリーアバターで動作確認をしてみよう
もしあなたがVTuberとしてゲーム配信など、PCに負荷のかかる配信をしたいならば、フリーアバターで動作確認をしてからアバターを購入することをおすすめします。
ゲームをしながらVTuberソフトも起動して…となるとスペックの低いPCだと心配です。アバターを購入する前に一度チェックしておくと安心できます。
VTuberアバターの中には、フリーアバターとして無料で使えるものも配布されているものもあります。
実際にゲームやVTuberソフトを同時に起動してみたり、Webカメラでアバターを動かしてみたりしておきましょう。購入後にアバターをソフトへ読み込む手順も確認しておくと、「購入したのに無駄になった!」ということをなくせます。
下記の記事で、フリーアバターを紹介しているのでぜひご覧ください。

フリーアバターを見てみて、もしかすると「無料でアバターが手に入るなら、これ使えばいいじゃん!」と思う方がいるかもしれません。
しかし、フリーアバターで活動を始めることはあまりおすすめしません。
なぜなら、完全無料であるがゆえに使う人が多すぎるため、オリジナリティが出しにくく、ライバルの多いVTuberの中では差別化をしにくくなってしまいます。
先ほど紹介したnizimaでは、数千円からアバターを購入できるので、予算が少ない方はそちらを検討してみましょう。少しのお金を出すだけでオリジナリティが出せるのは大きな違いでしょう。
有料のものであれば同じアバターを使う方を格段に減らすことができます。
対応ソフトをチェックする
VTuberアバターを購入したら、VTuberソフトに取り込んで動かすことになります。
ですので、使いたいVTuberソフトにアバターが対応しているかあらかじめ知っておく必要があります。
たとえば、有名なソフトで言うと、以下のものでしょうか。
- VTube Studio(VTS)
- FaceRig(フェイスリグ)
- animaze
- nizima Live
使うソフトが違うと、動作に必要なアバターファイルの種類も変わってきます。
また、Macで動かすことを検討している人は、「VTube Studio」や「nizima Live」で動かすことができますよ。
アバターとソフトは合わせてチェックしておきましょう。
「どのソフトを使えばいいかわからない!」というかたは、『VTube Studio』がおすすめです。無料で使うことができ、使い方もシンプルなので初めてでも使いやすいソフトになっています。

著作権について確認しておく
最後に著作権についてです。
VTuberの著作権は、基本的に制作者に帰属します。
つまり、VTuberアバターを購入したからといって、勝手にグッズを販売したり、ファンアートを描いてもらったりすることはできないんです。
制作者によっては、容認してもらえる場合もありますが厳密にはダメなので、トラブルをなくすためにも著作権についてはすり合わせておく必要があります。
商用利用はどこまでしていいのか、商品ページに書いているケースが多いとは思います。
もし、書いていない場合はどこまでしていいのか問い合わせておきましょう。
VTuber活動で知っておくべき著作権については、下記の記事でまとめているので、まずはチェックしてみてください。

【まとめ】アバターを購入してVTuberになろう!
いまからVTuberになりたいならば、アバターを購入することを検討してみてください。
『nizima』をチェックすれば、あなた好みのアバターがきっと見つかるはずです。会員登録をすれば、お気に入り登録ができるのでいくつか見繕ってみましょう。
また、VTuberになるにあたり、機材やソフトに関する疑問もあるかと思います。
下記の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

すぐに配信をスタートしたいならば、配信ソフトの使い方を知っておかなければなりません。
下記の記事で配信ソフト『OBS』の使い方を解説しています。合わせてご覧ください。

スポンサードリンク